どうも、こんにちは。
明日の学会のアナウンス係を仰せつかり、今から緊張しているさちです
やっぱあれですかね、余裕を気取った方がいいんですかね←
さて、日々の日常が大層つまらない私めですので、本日は、好きなお芝居の話でもしようかと思います。
私は大学からお芝居を始めました。
元々興味はあったんですが、そういうことする人って、自分のこと可愛いと思ってるナルシストばっかりだと思い込んでいたんですね←
実際始めてみたら、そういう人の方が少ないんですよね。不思議です。
で、興味はあるものの、一生そんなものに関わることはなかろうと思いながら生きていました。
しかし、大分弁の話をしたときにちょっとだけ触れましたが、中学の時に転校しまして、それが2年の3学期とかで、元々人と話すのも得意じゃなかったんで、放課後も残ったりせずに、まっすぐお家に帰る子になっちゃったんですね。
で、それまで全然興味なかったアニメとか観るようになって。で、その時に好きになったのが、未だにジャンプで連載してる『BLEACH』なんですけど、そこで初めて漫画とかを読むようになった純粋な佐知子ちゃんは、『将来は漫画の編集者になりたいな』とか、思っていました。
月日は流れ、高校2年生。
演劇部に入る発想など0で、勧誘された吹奏楽部に入って、完璧に後悔している頃ですね←
大好きな『BLEACH』にミュージカルがあることを知りました。
たまたま我が家はケーブルTVが見れて、更にたまたま、アニメの専門チャンネルで、そのミュージカルが放送されて、見ることができたんですね。
『BLEACH』は有名なので、知ってる方いっぱいいると思いますけど、舞台と言う限られた空間じゃ、表現不可能だと思ってました。
色々意見はあると思いますし、そのミュージカルも素晴らしいものだと言えるのかは分かりません。
ただその時感じたのは、あの世界観を表現しようと努力している人たちの存在でした。その世界観に没頭する役者さん達はもちろんのこと、見ているお客さん達の想像力が、舞台を完成へと近づける材料となることが、なんだか、すごいって。
お芝居を始めて、よく、『舞台はお客さんがいて初めて完成する』という言葉を聞くようになりましたが、本当にそれを見ていて感じたんですよね。
その後妹が、ミュージカルに出ていた役者さんを好きになって、その人の出ているお芝居~そのお芝居に出ていた人の出ているお芝居~って言う感じで、派生的にお芝居を見るようになりました。
で、高校3年生。
受験勉強まっ盛りのある日に見に行ったお芝居が、未だに私の中で1番好きなお芝居です。
それがこちら。
演劇集団キャラメルボックスの『嵐になるまで待って』です。
キャラメルボックスの作品の中でもトップを争う再演率の作品だそうで、私が見に行った2008年は、1997年、2002年に続いて、3回目の再演だったみたいです。
この作品を見に行ったきっかけは、さっきも言った、妹と私の大好きな役者さん(写真右)が、客演すると知ったからなんですが、見終わった私の頭の中は、この作品の悪役、波多野祥也を演じた、細見大輔さんと言う方のことでいっぱいでした。
波多野は、声で他人を思い通りに操ることのできる人なんですが、細見さんの叫び声が、本当に、鼓膜を震わすんじゃなくて、頭の中に直接響いてるみたいな声で、家に帰っても、しばらく興奮が収まらなくて、父親に感想を熱く語っていた覚えがあります。
いつか自分でも演じたいと思い続けていますが、結局タイミングがつかめずに、未だにその夢はかなっていません。
私があのお芝居を見てから、数年の月日が流れ、BLEACHは最終章に突入し、私はまた全く漫画を読まなくなり、ミュージカルもキャストが一新され、ミュージカルがきっかけで好きになった役者さんがその役をすることはもうなくなってしまい、細見さんはキャラメルボックスを退団され、私は大学の演劇部を引退する年になってしまいましたが、西鉄ホールの劇場中に響いたあの声に憑りつかれたように、私はお芝居を続けているように思います。
ああ、久しぶりに見たくなってきたな。
もちろん、他にも好きなお芝居はいっぱいあるので、またお話しができたらな。と思います。
では